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STDについて

STDとは、Sexually Transmitted Diseaesの略で、日本語で性感染症と訳されます。
性交渉により、感染する病気の数々をこのように言いますが、
もちろん同じ病気であってもかならずしもここにあげる疾患が性交渉によってのみ感染する、というわけではないあくまで性交渉はひとつの感染経路であるだけ
ということを念頭においてお読みください。

血液検査によって診断可能な疾患

梅毒 性器ヘルペス HIV クラミジア感染症
A型肝炎・B型肝炎・C型肝炎

視診・触診・分泌物検査・細胞診などで診断可能な疾患

梅毒 単純ヘルペス
クラミジア感染症 淋菌感染症
単純ヘルペス B・C型肝炎 HPV感染症 HIV感染症
HIV感染症 HTLV−1
妊娠中のSTDの問題は

1 胎内でBABYに感染することによって、先天性の異常をおこすことがある
2 子宮口から子宮内などに菌がはいりこむことによって、流産や早産をおこしやすくなる
3 出産のときなどにBABYに感染する
4 出産後、授乳によって感染する


代表的な感染症の例を表にしました。
毛じらみ症 性器ヘルペス 尖圭コンジローマ クラミジア感染症
淋菌感染症 トリコモナス膣炎 性器カンジダ症 細菌性膣症
軟性下疳
これらの感染症は現在はかなり多くの施設で妊婦さんの検査が行われていますが、すべてスクリーニング検査の場合、すべて保険診療が可能なものではありません。
治療・予防方法は、それぞれ、妊娠中ということを念頭におかれて決められます。

妊婦さんのSTDとその影響